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大理石の物語
【大理石の物語 36】岩の花が登った山から、グリジオ・カルニコという石
同じ山から、二種類の石が採れる。 ひとつはフィオル・デ・ペスコ・カルニコ「桃の花」という名の淡いグレーピンクの石。 もうひとつはグリジオ・カルニコ「カルニアのグレー」という名の、深い暗灰色に白い脈が走る石だ。 どちらもフリウリ=ヴェネツィア... -
大理石の物語
【大理石の物語 35】ペロタの大学が生んだネロ・マルキーナという黒い石
世界で最も有名な黒い石のひとつに、バスクの小さな町の名前がついている。 ネロ・マルキーナ。イタリア語で「黒いマルキーナ」を意味するこの石の産地は、スペイン北部バスク州ビスカイア県のマルキーナ=シェメイン——ビルバオから東へ約50キロ、ビスカイ... -
大理石の物語
【大理石の物語 34】美しい石の裏側|採石場の危険な現実とは?
美しい大理石 その裏側には、命がけの採石現場があります。 そしてその石は、都市の中で何気なく使われ、私たちの足元に数億年の歴史を残しています。 大理石採石場のドラマ~危険と美の両面 私たちが使う大理石の裏には、 採石職人の危険と技術がある。 ... -
大理石の物語
【大理石の物語 33】タージマハルはなぜ建てられた?愛と大理石の物語
古代ギリシャでは色が与えられ、 ルネサンスでは素材の美が追求された。 そしてタージマハルでは、 大理石は「愛」を表現する建築へと昇華した。 タージマハルは「愛」から始まった 世界遺産としても知られ、世界中から多くの観光客が訪れる建築である。 ... -
大理石の物語
【大理石の物語 32】ダビデ像は失敗石だった?ミケランジェロの奇跡
ミケランジェロのダビデ像~「失敗石」から生まれた奇跡 古代ギリシャでは大理石に色を与えたが、 ルネサンスではその素材そのものの美しさが追求された。 ダビデ像は、その象徴ともいえる作品である。 ダビデ像は「失敗石」から始まった ルネサンス期を代... -
大理石の歴史
【大理石の物語 31】古代ギリシャ彫刻は白じゃない?色の真実
古代ギリシャ彫刻はカラフルだった古代ギリシャの彫刻や神殿は、実は白ではなくカラフルだった。白い大理石の誤解私たちが思い浮かべる古代ギリシャの神殿や彫像は、純白の大理石が輝く荘厳で清廉な世界だ。しかし、これは大きな誤解である。 アテネのパル... -
大理石の物語
【大理石の物語 30】桃の花が咲く、戦場の山から、フィオル・デ・ペスコという石
「桃の花」という名前の石がある。 フィオル・デ・ペスコ・カルニコ。 イタリア語で「カルニア地方の桃の木の花」。 グレーの地色に白、ピンク、アイボリーの脈が複雑に走り、全体として淡い紫がかった霞のような表情を見せるその模様が、春に咲き乱れる桃... -
大理石の物語
【大理石の物語 29】北極圏の山から平和の舞台へ ノルウェジャン・ローズという石
北極圏の北側に、ピンクの山がある。 ノルウェー北部、ノルラン県ファウスケ。 フィヨルドと雪山に囲まれたこの小さな町の山腹から、4億5000万年以上前に生まれた石が今も切り出されている。 ノルウェジャン・ローズ、淡いピンクから深みのあるバラ色まで... -
大理石の物語
【大理石の物語 28】ジュリエットの墓はロッソマニャボスキという赤い石でできていた
「ロッソ・マニャボスキ」という名前を聞いてもピンとこなくても、「ロッソ・ヴェローナ」と言えばわかる人は多いかもしれない。 同じ山の石だ。 ヴェネト州ヴェローナ県ヴァルポリチェッラの山腹から採れる赤い石灰岩は、ロッソ・ヴェローナ、ロッソ・ア... -
大理石の物語
【大理石の物語 27】マフィアの語源が眠る採掘場、ペルラートシチリアという石
床を歩くとき、その石の下に何が眠っているか、考えたことがあるだろうか。 ミラノ中央駅の床材として。 バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の一角として。 カサブランカの巨大モスクの内装として。 世界中の豪華な建物を黙って支えるペルラートシチリアは、...
石に刻まれた、世界の物語
石が語る、歴史と美の真実
石が語る、歴史と美の真実