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大理石の物語
【大理石の物語 122】 御影石シリーズ 第12話 ブルーパールと、氷河が運んだ迷子石
漆黒に近い地の中に、真珠のような丸みを帯びた青い輝きが点々と浮かぶ御影石「ブルーパール」。 エメラルドパールと同じくラルヴィカイトと呼ばれる岩石の一種だが、こちらはラルヴィク近郊のトヴェダーレンという地区で採れる、特に濃く鮮やかな青の閃光... -
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【大理石の物語 121】 御影石シリーズ 第11話 エメラルドパールと、海を渡った男の生まれた町
漆黒に近い黒の地の中に、無数の結晶が青緑色の閃光をまとって浮かび上がる御影石「エメラルドパール」。 角度を変えるたびに、まるで石の内側で光そのものが揺れ動いているかのような輝きを見せる。この輝きは、石の中の長石が板状に薄く成長する過程で光... -
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【大理石の物語 120】 御影石シリーズ 第10話 ブラウンアンティークと、奴隷貿易を禁じた男の名前
濃い茶褐色の地に、粗い結晶がびっしりと詰まった御影石「ブラウンアンティーク」。 ほとんど黒に近いほど深みのある色合いから、「マロン・アンティーク」とも呼ばれるこの石は、アフリカ南西部アンゴラ共和国、南部のウイラ州で切り出されている。州都ル... -
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【大理石の物語 119】 御影石シリーズ 第9話 サファイアブラウンと、王を名乗った女王
赤みを帯びた茶色の地に、青灰色の石英と大粒の長石が入り混じる御影石「サファイアブラウン」。 粗い結晶が織りなす複雑な模様が、光の加減で青みを帯びて見えることから、この名がついたという。この石が切り出されるのは、インド南部テランガーナ州、ワ... -
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【大理石の物語 118】 御影石シリーズ 第8話 タンブラウンと、田に埋もれていた最初の都
茶褐色の地に、黒と金色の結晶が細かく散らばる御影石「タンブラウン」。 深く磨き上げると、まるでコーヒー豆を思わせる深みのある色合いが浮かび上がる。この石が切り出されるのは、インド南部、テランガーナ州カリムナガル県、ヴィラサガル村を中心とし... -
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【大理石の物語 117】 御影石シリーズ 第7話 インペリアルブラウンと、名前より先に帝国だった丘
赤みを帯びた茶色の地に、黒や白の結晶がやや粗い粒となって散らばる。磨き上げると、深い琥珀色のような艶が浮かび上がる御影石「インペリアルブラウン」は、インド南部タミルナドゥ州で採石される石である。 この石を輸出する会社の資料には、しばしば「... -
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【大理石の物語 116】 御影石シリーズ 第6話インド黒と、名前の中の数十の石
黒地に銀色や白色の細かい雲母がまだら模様のように散らばり、磨き上げるとベルベットのような柔らかな艶を見せる。 硬質で吸水率が低く、年月を経ても艶落ちしにくいこの黒御影石は、日本では長らく「インド黒」あるいは「インディアンブラック」という名... -
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【大理石の物語 115】 御影石シリーズ 第5話 スターギャラクシーと、もう一つの月の血族
漆黒の地に、金色の粒子が無数に散らばっている。 光を当てて傾けると、その粒がきらきらと瞬き、まるで夜空に浮かぶ銀河を覗き込んでいるような気分になる。 インド南部、アーンドラ・プラデーシュ州プラカサム県のチマクルティ村周辺で採れる黒御影石。 ... -
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【大理石の物語 114】 御影石シリーズ 第4話 インパラブラックと、地の底の記憶
一見すると、ほとんど真っ黒に見える。だが目を近づけると、灰色や銀色に光る長石の粒が、細かく均一に散らばっているのがわかる。 過度な派手さはなく、それでいて重厚感がある。そんな絶妙な佇まいのおかげか、この石は世界中の建材市場でもっとも売れて... -
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【大理石の物語 113】 御影石シリーズ 第3話 ベルファーストと、置き去りになった名前
漆黒に近い地の色に、ごく細かい石目が詰んでいる。 時折、金色に光る小さな粒子が散らばっていることがあり、これは「ゴールドスポット」と呼ばれ、この石の見どころの一つとされている。 硬質で吸水率が極めて低く、鏡のような艶が長く保たれることから... -
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【大理石の物語 112】 御影石シリーズ 第2話 ジンバブエ・ブラックと、石の家の記憶
模様がほとんどない。 艶やかに磨き上げると、そこにあるのはただ深く沈んだ漆黒だけである。 前回取り上げたアンゴラ・ブラックが大ぶりの結晶を悠然と浮かべていたのに対し、この石はどこまでも均一な黒を貫く。 アフリカ大陸南部、ジンバブエ共和国のマ... -
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【大理石の物語 111】御影石シリーズ 第1話 アンゴラ・ブラックと、月の記憶
黒い鏡のような石がある。 近づくと、その闇の奥から、大きな灰色の結晶が静かに浮かび上がる。一般的な黒御影石の柄は小さく詰んだものが多いなかで、この石の模様はどこか悠然としている。 アフリカ大陸南西部、アンゴラ共和国ウイラ州の州都・ルバンゴ... -
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【大理石の物語 110】トラバーチン特集 第9話 石が刻む、12万年の気候(締め)
この特集の最後に、もう一度ティヴォリに戻りたい。 温泉が石を作る仕組みから始まり、 名前の由来をたどり、 ローマを支えた石を見つめ、 ベルニーニの伝書鳩を追い、 パムッカレで今も生まれ続ける石を訪ね、 ロサンゼルスのゲッティセンター、 そしてパ... -
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【大理石の物語 109】トラバーチン特集 第8話 トラバーチンと、トルコの逆襲
トラバーチンといえば、長いあいだ世界の石材業界では、イタリアを意味していた。 ローマを支えたティヴォリの石。 コロッセオを築き、サン・ピエトロ広場の列柱廊となり、ベルニーニが伝書鳩で採石場へ注文を送った石。(第105話) 「トラバーチン」とい... -
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【大理石の物語 108】トラバーチン特集 第7話 サクレ・クールと、雨で白くなる石
雨は、建物を古くする。 石の隙間に入り込み、汚れを運び、長い年月をかけて表面を黒ずませていく。 ところが、パリには雨が降るたびに、白さを取り戻すといわれる建物がある。 モンマルトルの丘に立つ、サクレ・クール寺院である。 パリの街を見下ろす丸...
石に刻まれた、世界の物語
石が語る、歴史と美の真実
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